いつもの私の散歩コースを映画のワンシーンのように撮りたくて、お客さんのMさんにモデルをお願いした。
浅野川大橋から主計町(かずえまち)茶屋街を見れば、、。
主計町の路地裏に「暗がり坂」、「あかり坂」の階段。泉鏡花の世界に憧れて。
今年は閑散として昔の面影を彷彿させてくれる「ひがし茶屋街」
茶屋街の軒先に燕の巣。もうじき巣立ち、異国へと。
初夏の日差し、梅の橋から天神橋を見れば。
ベンガラ色の土壁と見越しの松が特色の築約百年の金沢町家。そこがカフェくわじま。
「神様トンボ」との別名をもつ「ハグロトンボ」が前庭から出迎えてくれることも。
お天気の良い日は、古本の青空無人販売の椅子に腰かけて。
畳に座ると、卯辰山からの山風、浅野川の川風が爽やかに吹き抜ける。
小さな坪庭に流れる水の音と古時計の音。
季節替わりのカップで珈琲を。
夏座敷の簾戸(すど)。秋冬は障子に入替。
時代を経たコアな漫画を読み耽る。
廊下の壁一面漫画の本棚に懐かしさが。
涼しくなりお出かけ。梅の橋から眺める夕暮れ。
昼とは、別の貌を見せるひがし茶屋街。
主計町茶屋街の路地へと
夜の茶屋街は、初めてだと躊躇してしまう看板だけのお店がほとんど。
地元の人が通うリーズナブルなお店にご案内。
撮影終了。お疲れ様でした。蒸し暑い夜は冷えたお酒が最高。