オープン前の仕上げとして、お庭の整備をはじめた。
庭園設計士さんが、私の話を聞いて、コンセプトを次のようにまとめてくれた。
お茶人であるお母さまが大切にされていた「市中の山居」であった風情のある庭の景色を復旧し、外国のお客様も多いと予想されるカフェくわじまにて、日本の自然を感じてもらえるような風景を創出する。自然風の庭、きれいな出来立てのイメージではなく、もともとそこにあったような風景をつくる。作業中、庭石のひとつと思っていた石がどうもお地蔵様みたいと庭師さんが見つけて出してくれた。母からも祖母からも聞いたことはない。いつの時代のものなのか。改めてどう置くか。さて、オープンまであと一週間。できあがりをご期待ください。