四万六千日(しまんろくせんにち)

8月27日 ·
昨晩は七稲地蔵を祀ってある寿経寺からご詠歌が聞こえてきたが、今朝は、高台にある観音院から太鼓の音が聞こえてくる。旧暦の7月9日にあたる新暦の今日は、観音院の四万六千日の法要。この日にお参りすると、一生分(四万六千日分)のご利益があるとされる。朝の六時から近所の人がお参りして、縁起物のとうもろこしを買い求める。とうもろこしは商売繁盛のお守りで、粒(マメ)がぎっしり詰まった様を「マメに働く」、ひげ(毛)が多く、長いものは「儲け(毛)が多い」として、この界隈では玄関先に吊るすお店が多い。一年吊るすとカラカラになり、お寺にお返しするが、このカラカラになったものを見た観光客から「何で納豆を吊るしているんですか」と聞かれることもある。

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